◆The Art of Projctmanagementのまとめと、思いついたこと
スケジュール作成の目的
1.完了予定の見通し
2.成果物の位置づけをメンバーに展開
協調を促進する
スケジュールによる強制機能
実現可能性の判定
3.進捗管理のためのツール(WBS)
管理可能な塊に分割する
メンバー間の依存関係の調整
リンカーンの名言
If I had eight hours to chop down a tree, I'd spend six hours sharpening my ax.
Abraham Lincoln
もし私が木を切りたおすのに8時間与えられたら、斧を研ぐのに6時間かけるだろう。
エイブラハム・リンカーン
※プロジェクトの計画、システムの設計など準備に時間をかけるのが重要ですね。
スケジュールとは
全体⇒ 設計 … 実施内容の検討
製造 … 実作業
テスト … 検証・分析・洗練
に分割する(1/3の法則)
※分割統治法 … 各項目にさらに1/3の法則を適用する。
※プロジェクト運営にワークフローを適用する。
ex)Aさんが△△機能を実装⇒Bさんがレビュー⇒PLに報告
⇒Cさんが試験実施⇒PLに報告⇒完了
というように、フローを決める。全部一人でやるプロジェクトは品質に?が付くでしょう。
スケジュールに潜んでいる問題点(リスクチェック)
・病欠、休暇予定(有給・夏季休暇など)は盛り込まれているか。
・スケジュールは容易に閲覧できるか。進捗は報告できるようになっているか。
・スケジュールは監視されるか。誰が監視を行うか。
・追加作業発生時、スケジュールにどのように組み込むかの手順は確立されているか。
・定期的なスケジュール見直し、再交渉は可能か。
・作業項目はすべて盛り込まれているか。実作業だけでなく事務作業(カルテ、納品準備、
監査etc)、も組み込まれているか。
・レビュー時間は予定されているか。
・プロジェクトに必要な知識をメンバーに展開する時間、訓練の時間は盛り込まれているか。
・メンバーの経歴書(興味のある分野と経験してきたプロジェクト、資格など)
個人情報系の情報は集めない。
プロジェクト運営チェック
・個人占有マシン、サーバーなど物理環境は整っているか。
・ソース管理は行っているか。
・定期的にサーバーのバックアップを取っているか。
・要求の決定権、設計の決定権、技術の決定権はそれぞれ誰が持つかを把握している。
予算決定権は誰が持つか。
・環境構築の手順がまとめられており、新たにメンバーが加わっても容易に環境を
整えられる。
・各機能が何のために必要とされているかを把握している。または把握中にむけた取り組み
を行っている。
・要求定義とは
⇒「【何を行う】必要があるのか」を記載した文書
プロジェクトが完了したときに実現される事項
・設計書/仕様書とは
⇒「要求を満たすために【どうやって】行うのか」を記載した文書
ビジョンの作成
目標記述のスローガン(SMART)
S:Specific⇒具体的
M:Measurable⇒測定可能
A:Action-oriented⇒行動試行
R:Realistic⇒現実的
T:Timely⇒タイムリー
【参考文献】
「アート・オブ・プロジェクトマネジメント ―マイクロソフトで培われた実践手法」スコット・バークン著